最近、Robloxの報酬型動画広告(Rewarded Video Ads)が、条件を満たしているクリエイターなら広く使えるようになりました。
「広告を見たらゲーム内アイテムや再挑戦チケットがもらえる」という、あの仕組みです。
うまく使えば、ゲームの流れを壊さずに収益化ができるようになりました。

逆にゲームプレイする側からするとロバックスやゲーム内マネーを消費せずにプレイできる幅が広がるのかもしれません。
“99日生きる”ゲームで全滅しても動画を観ることで復活が可能になるかもしれません(ただし、13歳未満に適用さない方向)。

まずは何が変わり、どのように設計すると遊びの流れを壊さずリワードと自然に連携できるのかを、みていきます。


ロブロックスの報酬型動画広告は何が新しくなった?

今回のポイントは、一言でいうと使える人が増えたことと動画を見ることでゲーム内報酬を与えることができるようになったのが大きなポイントです。
これまで限られていた提供範囲が、条件を満たしていれば導入できる形に整備されました。

利用にあたっては以下の利用可能かの基準クリアの確認が必要です。

  • 2段階認証
  • 13歳以上かつ本人確認済み
  • 公開されたゲームで月間ユニーク訪問者2000人
  • コンプライアンスアンケートの完了

まずはこの点を満たしているか確認しましょう。
逆に言えば、難しく聞こえるかもしれませんが、月間2000人以上のプレイ数以外は「ちゃんとルールを守る健全な体験ならOK」というニュアンスです。

報酬型の前の資料ですが、こういった流れ

具体的な試聴から報酬までの流れ

今回の報酬方広告動画は、プレイヤーが任意に広告を再生し、最後まで視聴したら、事前に決めた“ひとつのごほうび”が必ず手に入る、という約束で成り立っています。
動画を視聴するも報酬が入手できるか出来ないかは不可です(ガチャのようなどれかが当たるはok)。
報酬内容と、受け取り条件(例:30秒視聴)の事前開示のシステムも必要です。
プレイヤーが押す前に「何が、どうすれば、確実にもらえるのか」がはっきり見えること、これが満足度と信頼につながります。


動画広告視聴による収益のリアル

実際に動画を視聴された際のクリエイター側の報酬は本当のお金ではなくロバックスです。
広告の収益は、ユーザーの年齢層や地域、広告主がいて稼働しているかどうかで大きく変動しますが、概ね一回の試聴で0.1ロバックス以下?1000回試聴されて10から100ロバックスと言われていますが、正直まだわかりません。
報酬型になる以前は私の経験上ではもう少し多かったです。

ただ基本的に一回あたりの試聴でいくら一律の相場はありません。
まずは実践し、その上で実データを見ながら動画の露出位置や頻度を微調整するのが王道かと思います。
Robloxは広告事業を強化しており、動画広告を含むフォーマットと外部連携の拡充が続いています。
ただ、中長期的には広告主などが整い、収益の安定性が増す可能性がありますが、“広告だけで稼ぐ”設計に偏らないほうが健全です。
そこまでの収益体制になるには肌感としても時間がかかると思います。

また、プレイ人数が仮に多くてもあまり視聴され場合があります。
それは地域、広告主の有無できまるという点にあります。
看板はあるけど広告を出したいという人が居ないという状態で、システムはあるけど看板の前にたっても動画が流れません。
デスして動画を視聴することで再チャレンジしたいけどシステムが起動しません。という状態になります。
特にここ日本においてはその環境が整うのにもう少し時間がかかるのではと感じています。

まずは自分のゲームで実装が可能かゲームセッティングのMonetization項目で「Enable Rewarded Video Ads」のチェックマークがあるか確認しよう。
チェックを入れてシステムを内包するだけで利用が可能にはなります。


報酬のタイプ

ここが一番の設計ポイントです。
おすすめは、ゲームのテンポを止めない「合間」や「区切り」で提示すること。
何より溢れたスマホゲームのように「ほぼ広告見るだけのゲーム」にならないような設計を望むところではあります。
デスした後の「再挑戦」やゲーム内報酬の「報酬2倍」、クリエイティブ系では「クラフト材料+1」のような、遊びの目的と相性がよいごほうびに寄せると、プレイヤーは見せられたのではなく「自分で見て得した」と感じやすくなるようなつくりがロブロックスを遊ぶ上でもクリーンな気持ちになりそうです。
加えて、未成年や地域によって広告が表示されない場合があるので(私はこの辺りに疑問視していますが)、広告が出ないときの代替ルートや救済キットを用意しておくと、ゲーム内で不公平感なく楽しめるのではと思います。
13歳未満というだけで再挑戦できないつくりとか、公正と言えるのかなと..


実装をしていく上で

最初は、1か所に限定して導入すると効果が見えやすくなります。
たとえば「ゲームオーバー時に1回だけ『視聴してその場復活』」のように、価値と交換条件が誰にでも分かる形にするといいかもしれません。
視聴完了の合図を受け取ったら即時に報酬を反映し、同時にクールダウンや1日の回数制限もなるべく設けて、乱用によるゲームバランスの崩れを防ぎたいところです。
プレイヤーの反応とリテンションの数字を見ながら、ラウンド間ボーナスや素材追加といった第二の導入ポイントを増やす流れがスムーズです。

実際に例えばデスした際の再挑戦として動画を観るというシステムを構築するにも完全にコードで配置していくという流れになります。

報酬型動画広告は、プレイヤーの時間に価値を返す仕組みです。
見たら確実にもらえる。強制はしない。嫌な引き伸ばしはしない。
この3つを守るだけで、広告は“邪魔者”ではなく、便利なショートカットになります。あなたの体験の世界観に合う見せ方で、プレイヤーもクリエイターも気持ちよく得する形を、一緒につくっていきましょう。


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