Roblox画像アップロードで突然BAN!?

誤判定からメインアカを守るための安全対策ガイド

「普通の人物イラストをアップしただけなのに、なぜかBANされた」
Robloxで画像アセットを提出していると、ときどき耳にする話です。

今回は突然BANがされないために以下の項目に分けて、警鐘を鳴らす意味も込めて共有します。

  • なぜ誤BANが起こるのか
  • どこに気をつければいいのか
  • メインアカウントを守るための実務的なワークフロー

なぜ「普通の人物イラスト」でもBANになるのか?

Robloxは、画像・音声・動画などユーザーがアップロードする全コンテンツを自動&人力でチェックしています。

特に画像については判断がつきやすいのもあり、以下の項目においては非常にシビアに見られています。

  • 個人情報の保護(実在の顔写真や特定のURLなど)
  • 著作権・商標の保護
  • 過激・不適切、性的な表現の排除
  • 政治・宗教などセンシティブな話題の制限

実在人物・政治家に「見える」ものは高リスク

Robloxのコミュニティスタンダードでは、
実在の政治家や政党など「政治的な人物・団体」の描写や言及が禁止されています。

そのため、例えば普通のおじさんに金髪+青ジャケット+赤ネクタイにするだけ。
ポーズや背景を含めて「特定の政治家っぽく見える」画像はAIによる自動判定でアウトにされる可能性が十分あります。

また、特定の著名人に限らず「顔っぽいものが写っていると、個人写真と判定されてブロックされることがある」といった報告があり、“人間の顔らしさ”自体がフラグになりうることが分かります。


防御策として:サブアカ+IDコピペ運用

ここからは、一番事故が少ないと感じているワークフローです。
※あくまで規約を守ったうえでのリスク分散として読んでください。

1. 画像はサブアカウントでアップロードする

  • メインアカウント:
    • ゲーム公開・課金・メインでの活動用
  • サブアカウント:
    • 画像アセットをアップロードする専用

という役割分担にします。もし誤BANが起きても、ダメージをサブアカに限定できるのが狙いです。

⚠ 注意
Robloxの利用規約上、「BANされたアカウントの回避目的で新アカを作る」のはNGとされています。
ここでのサブアカは、あくまで最初から分散運用しておくための“作業用アカウント”という位置づけにしておきましょう。
当然ながら、どのアカでも規約違反コンテンツをアップするのは論外です。

2. アセットIDをコピペしてメインやグループで使う

サブアカで画像をアップロードしたら、以下のように分業体制が作れます。

  1. Asset Manager で画像のアセットIDをコピー
  2. メインアカで開発しているゲーム側にIDを貼り付けて利用という形にします。

3. グループ所有という選択肢

Robloxの仕様として、グループ所有のゲームでアセットマネージャからアップすると、そのアセットはグループ所有になります。
共有は楽ですが、もしBAN対象のアセットがあった場合はアップしたアカウントがBANになるので本質的な解決策になりません。


しかしサウンドだけは「メイン or グループ」を推奨する理由

一方でサウンド(音声)に関しては、サブアカ運用がかえって面倒になるケースが多いです。
サウンドはIDの共有だけで他のプレイヤーや他のマップに使用ができないシステムです。
共有自体は設定によって可能ですが、かなり手間です。

ですのでサウンドは制作しているメインアカウント、もしくは開発用グループでアップ。
画像などはサブアカ経由という分け方が一番バランスが良いです。

実際、Robloxも音声については著作権チェックなどの自動スキャンを非常に厳しく行っていると明言しており、「問題ない音源だけをメイン or グループに残す」という意識が大事です。


それでも守るべき最低ライン:そもそも規約違反をしない

ここまで誤判定から身を守るという視点で書いてきましたが、
前提として次のルールだけは必ず押さえておきましょう。

  • 実在の政治家・政党・国家元首などを連想させるデザインは避ける
  • 似顔絵や本人写真をそのまま使わない(自分や知人であってもNGの可能性)
  • 著作権的にグレーなロゴ・キャラ・ブランドをアップしない
  • アップロード前にCommunity Standardsを一度は読み直す(以下に表でまとめました)。

サブアカ運用はあくまで「万が一の自動誤判定で、メインアカを巻き込まないための保険」であって、
規約違反をしても大丈夫にする裏技ではありません。
BANはBANなので1日や3日、一週間のアカウント凍結、もしくは永久BANもあり得るかも..

カテゴリ 内容
児童の搾取 未成年に対する性的描写・勧誘・搾取、グルーミングなどを全面禁止。
テロ・過激主義 テロ組織や過激思想の宣伝・賛美・暴力の助長を禁止。
脅迫・いじめ・ハラスメント 嫌がらせ、暴言、差別的発言、ストーキング、脅迫などの迷惑行為を禁止。
自殺・自傷行為の助長 自殺や自傷行為の描写、促進、称賛、有害行為の誘導は全面禁止。
差別・ヘイトスピーチ 人種、宗教、性別、障害、性的指向などに基づく差別的・憎悪的表現を禁止。
過度な暴力・残虐表現 流血や拷問などの過激な暴力描写、残酷表現、動物虐待の描写を禁止。
性的・ロマンティックな表現 性的行為、ヌード、過度な露出、性的強調のあるアバター・画像を禁止。
違法行為の助長 薬物、武器、不法行為の宣伝や手引き、危険行為の促進を禁止。
詐欺・不正行為・チート チート配布、不正アクセス、スパム、虚偽宣伝、金銭詐欺を禁止。
知的財産権の侵害 許可のないロゴ・キャラクター・画像・ブランドの使用を禁止。
個人情報の共有 本名、住所、連絡先、アカウント情報などの個人情報の共有・要求を禁止。
悪質な商取引 Robux売買の乱用、非公式な取引、アカウント売買、ギャンブルを禁止。

【実体験】意図していない画像でBANされたことがあります

私自身、Roblox Studioを触り始めた頃に、
まったく悪意のない画像をアップしたつもりがBANされた経験があります。

具体的には、QRコード画像のアップ、普通の人物イラストのつもりが、「特定の政治家に似ている」と判断といったケースや、逆に、何の変哲もない「無地の色」の画像ですらチェックに引っかかり、「気をつけてね」という軽い警告に同意するだけで解除されたこともありました。

こうした経験から、こちらにそのつもりがなくてもAI判定や自動チェックの都合で、意図しないBANが起こりうるということを、かなり強く実感しています。

誤BANだった場合は異議申し立てで復旧できることも多い

もし、これは明らかに規約違反ではないと思えるケースでBANされた場合はRobloxに対して異議申し立てをすることができます。
その際は異議申し立てのアナウンスが分かりやすくあるため、問題になっているアセットのID、その画像がどういう用途で、なぜ誤判定だと思うのかという内容を送付すると案外すぐに解除されます。

判定であっても、

  • BANや警告が「履歴」として残る可能性がある
  • 回数が増えるほど、モデレーション的に印象は悪くなりそう

という不安もあるので、
やはり最初から 「サブアカでリスクを受け止めておく」 という設計にしておくのが安心だと感じています。


まとめ:開発者は「画像アップロードもリスク管理」の時代

この記事をきっかけに、
「なんとなく画像をポンポン上げていた」開発者の方が、一度アップロードまわりのリスクとワークフローを見直すきっかけになればと思います。


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