先日、子どもが8歳から9歳になりました。

するとRobloxから届いたのが、

「お子様が9歳になると変わること」

というメールです。

Robloxでは現在、5~8歳のユーザーは「Roblox Kids」、9~15歳になると「Roblox Select」という年齢に応じたアカウントへ移行する仕組みになっています。

実際に9歳になると、Roblox KidsからRoblox Selectへ自動的に切り替わります。

メールまで届いたので、

「今まで遊べなかったゲームが遊べるようになるのかな?」

「ホーム画面もかなり変わる?」

「チャットも使えるようになる?」

と、かなり大きな変化があるのかと思っていました。

そこで、実際に9歳になったアカウントを使っていろいろ確認してみました。

結論からいうと、

KidsからSelectには変わったものの、思っていたほど大きな変化は感じませんでした。

ただ、詳しく見てみると、確かに少しずつ「見えるRobloxの世界」が広がっていました。


9歳になると「Roblox Kids」から「Roblox Select」へ

まず現在のRobloxでは、16歳未満のユーザーを大きく2つのアカウントに分けています。

年齢アカウント標準的なゲームの範囲
5~8歳Roblox KidsMinimal・Mild
9~15歳Roblox SelectMinimal・Mild・Moderate
16歳以上RobloxRestricted以外

Roblox KidsとRoblox Selectでは、単にゲームの成熟度だけを見るのではなく、16歳未満向けとして追加の安全性チェックを通過したゲームが対象になります。

つまり簡単に言えば、

Roblox Kids

5~8歳向けにかなり安全側へ絞られたRoblox

から、

Roblox Select

安全性への配慮を残しながら、少し幅広いゲームまで対象にしたRoblox

へ変わるということです。

公式説明だけを見ると、9歳になることで「Moderate(中程度)」まで対象になるため、かなり遊べるゲームが増えそうにも見えます。

そこで実際に試してみました。


「9歳になったら遊べるゲームが増える!」と思っていた

まず気になったのがゲームです。

8歳まではRoblox Kids。

9歳になるとRoblox Select。

それなら当然、

「昨日まで入れなかったゲームが、今日から結構遊べるようになるのでは?」

と思います。

そこで有名なゲームをいくつか確認してみました。

ところが、意外な結果でした。

9歳になったことで初めて遊べるようになったゲームを探そうとしても、有名どころの多くは8歳の頃からすでに遊べていたのです。

そのため、

8歳 → 9歳
大量のゲームが一気に解禁!

というような分かりやすい変化は、少なくとも今回使っているアカウントでは感じませんでした。

Roblox自身もKids / Select導入時、年齢確認済み16歳未満のユーザーが、それまでのお気に入りゲームの大部分へ引き続きアクセスできると説明していました。

なので、もともと普段遊んでいたゲームが9歳になってもそのまま遊べる、というのはそれほど不思議ではないようです。


それでも9歳になって変わったところがあった

「ではKidsとSelectは何が違うの?」

となります。

実際に触っていて一番分かりやすかったのは、

“プレイできるかどうか”よりも、ホームに表示されるゲームの違い

でした。

ここは今回、実際に子どものアカウントで確認していて気づいたところです。

例えば、年齢的には上の層向けとして表示されているゲーム。

9歳のアカウントでは、自分のホーム画面には出てきません。

ところが、そのゲームのページへ直接アクセスしてみると、

普通にプレイできるものもありました。

最初は、

「16歳以上と表示されている=9歳では絶対にプレイできない」

と思っていたので、これは少し意外でした。


年齢表示は「プレイ禁止」の意味だけではない

ここを調べてみると、Robloxの年齢やコンテンツ成熟度の表示は、単純にゲームへの入場を禁止するためだけに使われているわけではありません。

Roblox公式Creator Hubでは、コンテンツ成熟度の情報を、

ユーザーの年齢層や地域に合わせて、HomeやChartsでどのゲームをおすすめするか

にも利用すると説明しています。

つまり、

そのゲームをプレイできるか

と、

そのゲームを9歳の子どものホームに積極的に表示するか

は、必ずしも同じ話ではないわけです。

今回実際に確認した、

ホームには出てこないけれど、直接アクセスするとプレイできる

という挙動も、この違いを考えると分かりやすくなります。

そのため記事を書く前に感じていた、

「ゲームページの年齢表示があまり当てにならない」

という印象も、少し見方が変わりました。

年齢表示が間違っているというより、

それだけを見て「遊べる・遊べない」を完全に判断するのが難しい

という方が正確そうです。


KidsとSelectは「遊べるゲーム」より「見せるゲーム」が違う?

今回実際に使ってみて、ここが一番しっくりきました。

Roblox KidsとSelectの違いを、

8歳は禁止
9歳になったら解禁

という単純な年齢制限として見ると、実際の使用感と少しズレます。

むしろ、

Roblox Kids

5~8歳向けとして選ばれたゲームを中心に表示。

Roblox Select

9~15歳向けとして、Moderateまで含めた少し広いゲームを表示。

という、

「Robloxがその年齢の子どもへ、どのゲームを標準的に見せるか」

という違いが大きいように感じました。

Roblox公式でも、KidsとSelectそれぞれに年齢別のゲームカタログを割り当て、そのカタログに入るゲームには追加の審査を行う仕組みとしています。

なので、

KidsからSelectになった=ゲームの鍵が大量に外れる

というより、

Robloxからおすすめされるゲームの世界が一段広がる

くらいの感覚の方が近いと思います。


ただし、本当に「16歳以上限定」の機能もある

ここは少し注意が必要です。

「16歳以上と表示されていても9歳で遊べるものがあった」

からといって、

16歳という制限に意味がないわけではありません。

Robloxには、ゲームのおすすめ対象とは別に、機能そのものを16歳以上へ制限しているものがあります。

代表的なのが、

Free-form user creation(自由形式のユーザー制作)

です。

これはゲーム内のキャンバスや黒板などへ、プレイヤーが自由に文字を書いたり絵を描いたりできる機能。

Roblox公式は、この機能を16歳以上のユーザーのみ利用可能としています。

Social Hangoutについても16歳以上が基本となり、プライベートな空間を含むSocial Hangoutは18歳以上に制限されています。


Speed Drawは9歳になっても遊べなかった

そこで実際に試したのが、お絵描きゲームの「Speed Draw」です。

9歳になってSelectへ変わったため、

「これも遊べるようになったのでは?」

と思って試しました。

しかし、こちらは9歳になっても参加できませんでした。

Speed Drawのように自由に絵を描くゲームは、先ほどのFree-form user creationに関係するため、単純なKids → Selectの変化だけでは解禁されません。

これはかなり分かりやすい例でした。

つまり、

16+と表示されるゲームでも、直接アクセスすると遊べるケースがある

一方で、

機能自体に16歳以上という条件があるものは、9歳になっても利用できない

という違いがあります。

ここはゲームページを眺めているだけでは、少し分かりにくい部分だと思います。


チャットも少し広がる。でも今回は大きな変化を感じなかった

もうひとつ、Robloxから届いたメールで触れられていたのがチャットです。

Roblox Selectになると、年齢確認などの条件を満たしたユーザーについては、Kidsよりコミュニケーション機能の範囲が段階的に広がります。

公式ではRoblox Kidsのチャットは原則オフで、Selectでは年齢や地域に応じて、安全機能付きでチャットが段階的に導入される仕組みです。チャットを利用するには年齢確認が必要です。

ただし、今回9歳になった子どもの普段の使い方では、ここもそれほど大きな変化には感じませんでした。

もともと8歳の頃から、

「知らない人とたくさんチャットする」

という遊び方をしていたわけではありません。

基本的にはゲームを選んで遊ぶことが中心です。

そのため、

「9歳になったらチャットが大きく変わった!」

というような実感はありませんでした。

もちろん利用する子どもによって、この部分の感じ方はかなり違うと思います。


保護者コントロールは9歳になっても続く

KidsからSelectへ変わっても、保護者による管理がなくなるわけではありません。

Roblox Selectでも、12歳までは保護者コントロールの一式が利用でき、その後も15歳までは一部の管理や確認機能が残ります。

保護者側では、

  • 特定ゲームの許可・ブロック
  • チャット設定
  • スクリーン時間
  • 課金
  • 友達などの確認

といった管理を引き続き行えます。Robloxも、KidsとSelectの両方で保護者が特定ゲームを許可・ブロックできると案内しています。

つまり9歳は、

「保護者の管理から卒業する年齢」ではありません。

安全策を残したまま、少しずつ本人が利用できる範囲を広げていく途中という位置づけです。


実際に9歳になった感想。「思ったより変わらなかった」

今回、Robloxからわざわざ、

「お子様が9歳になると変わること」

というメールが届きました。

そのため最初は、

「これは結構Robloxが変わるのでは?」

と思っていました。

実際には、

Roblox Kids → Roblox Select

という明確な変更があります。

公式上も、標準で対象となるゲームは、

Minimal・Mild → Minimal・Mild・Moderate

へ広がります。

チャットについても、条件を満たせば少しずつ利用範囲が広がります。

ただ、実際に使ってみると、

9歳になった瞬間にRobloxがガラッと変わったような印象はありませんでした。

普段遊んでいたゲームの多くは、8歳の頃からそのまま遊べました。

逆にSpeed Drawのように、9歳になってもまだ利用できないものもあります。

そして意外だったのが、

ホームには表示されていない上の年齢向けのゲームでも、直接アクセスすればプレイできるものがあったこと。

ここまで確認してみると、KidsからSelectへの変化は、

「遊べる/遊べない」が突然切り替わる

というより、

「Robloxがその子に見せるゲームや機能の範囲が少し広がる」

という変化の方が、実際の使用感には近いように感じました。


Roblox KidsからSelectは「卒業」ではなく、見える世界が少し広がるタイミング

今回実際に9歳になってみて感じたのは、

Roblox KidsからSelectへの変更を「子ども向けRobloxの卒業」と考えない方がよい

ということです。

イメージとしては、

Roblox Kids

5~8歳向けに、ゲームやコミュニケーションをかなり安全側へ設定したRoblox

Roblox Select

保護機能や保護者管理は残したまま、表示されるゲームや利用できる機能を少し広げたRoblox

という流れです。

Roblox自身もKids / Selectを、年齢に応じてコンテンツアクセス、コミュニケーション、保護者コントロールを段階的に調整する仕組みとして設計しています。

9歳は確かにひとつの節目です。

しかし、

昨日まで遊べなかったものが、今日から大量に解禁される

というような劇的な変化ではありませんでした。

今回一番しっくりきた表現は、

「遊べるRobloxが一気に増える」というより、「Robloxから見せてもらえる世界が少し広がる」。

というものです。

実際にKidsからSelectへ変わった直後の印象としては、そのくらいのなだらかな変化でした。


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