Roblox Studioの新機能「Procedural Models」を試してみました
Roblox Studioに、新しいベータ機能として Procedural Models が登場しました。
最初に聞いた時は、「AIにプロンプトを入力したら、3Dモデルがそのまま生成される機能なのかな?」と思いました。
実際に触ってみると、少し違いました。
この機能は、ただのAI生成モデルというよりも、あとから数値を変更できる3Dモデルを、AIやコードで作れる仕組みという印象です。
例えば、建物を作ったあとに、
5階建て → 10階建て
幅を広げる
窓の数を増やす
橋の長さを変える
棚の段数を変える
といった変更が、モデル全体に反映されます。
普通の3Dモデルは、一度作ると形の変更がなかなか大変です。
しかしProcedural Modelsでは、モデルの中に「生成ルール」が入っているため、設定値を変えるだけで形を作り直せます。
Roblox公式の説明でも、ProceduralModelは「コードで3Dオブジェクトを構築・生成できるパラメータ駆動のModel」とされています。つまり、手作業で完成モデルを1つずつ作るのではなく、数値に応じて形が変わるモデルを作れる機能です。
AI Assistantと組み合わせると一気に分かりやすくなる
Roblox StudioにはAI Assistantがあります。
Procedural Modelsは、このAI Assistantと組み合わせることでかなり分かりやすくなります。
Assistantのチャット欄に以下のようなコマンドを入れることで、Procedural Modelを生成できると説明されています。
/generate_procedural_model a stack of books
このように、普通に「モデルを作って」と頼むのではなく、特定のプロンプトを使うのがポイントです。
例えば建物なら、以下のように入力します。
/generate_procedural_model a simple building with editable floor count, width, depth, window count, door size, and roof color
日本語で言えば、
「階数、幅、奥行き、窓の数、ドアの大きさ、屋根の色を変更できるシンプルな建物を作ってください」という内容です。
ここで重要なのは、ただ「建物を作って」と言うのではなく、あとから変更したい項目をプロンプトに含めることです。
試すために必要なベータ機能
この機能を使うには、Roblox Studioのベータ機能を有効にする必要があります。
有効にする項目は、”Edit-Time Procedural Models” です。
手順は以下です。
1. Roblox Studioを開く
2. File を開く
3. Beta Features を開く
4. Edit-Time Procedural Models にチェックを入れる
5. Studioを再起動する
6. Assistantを開く
7. /generate_procedural_model で生成する
再起動後、Assistantにプロンプトを入れると、Workspace内にProceduralModelが生成されます。
実際に試した流れ
今回は、AI AssistantにProceduralModelを作るプロンプトを入力しました。
すると、Workspace内にProceduralModelが作られ、その中にGenerator用のModuleScriptと、生成されたモデルが入っていました。
試しに建物の大きさを変更すると、単純に拡大されるだけではなく、階数が増えるような挙動になりました。
これはかなり面白いポイントです。
普通のPartやModelなら、サイズを変えると全体が伸びるだけです。
しかしProcedural Modelsでは、Generator側のルールによって、サイズ変更に合わせて階数や窓の数などが再構成される場合があります。
つまり、これは単なる拡大縮小ではなく、ルールを持ったモデルということです。




Procedural Modelsは「完成品モデル生成」ではなく「編集可能な生成モデル」
ここは少し誤解しやすいところです。
Procedural Modelsは、AIが完全な高品質メッシュを一発で作る機能というより、パラメータで編集できるモデル生成システムを作る機能に近いです。
つまり、AI Assistantを使った場合でも、最終的にはAIがGeneratorコードを作り、そのコードによってモデルが生成されます。
流れとしてはこうです。
AI Assistantにプロンプトを入力
↓
ProceduralModelが生成される
↓
中にGenerator ModuleScriptが作られる
↓
Attributesで変更できる値が用意される
↓
サイズや数値を変えるとモデルが再生成される
このため、完全にコードと無関係な機能ではありません。
ただし、制作者が最初から全部コードを書く必要はなく、AI Assistantに生成ルールのたたき台を作ってもらえるのが大きなメリットです。
使いやすいプロンプト例
最初に試すなら、英語の方が安定しやすい印象です。
建物
/generate_procedural_model a modern building with editable floor count, width, depth, window count, door size, and roof color
橋
/generate_procedural_model a wooden bridge with editable length, width, plank count, rail height, and post spacing
城壁
/generate_procedural_model a medieval castle wall with editable wall length, tower count, tower height, gate width, and brick color
屋台
/generate_procedural_model a small Japanese festival food stall with editable width, sign text, counter height, roof color, and lantern count
棚
/generate_procedural_model a wooden bookshelf with editable shelf count, height, width, depth, and wood color
ポイントは、必ず
editable floor count
editable width
editable length
editable shelf count
editable window count
のように、”editable” つまり変更可能にしたい項目を書くことです。
Studioでどう活用できそうか
この機能は、Roblox Studioでの制作をかなり効率化できそうです。
特に相性が良いのは、同じ構造だけどサイズや数が違うモデルです。
例えば、
ビルの階数違い
橋の長さ違い
階段の段数違い
柵の長さ違い
棚の段数違い
屋台の横幅違い
城壁の塔の数違い
看板のサイズ違い
NPC展示台の数違い
こういったものは、Procedural Modelsと相性が良さそうです。
今までは、5階建てのビル、10階建てのビル、15階建てのビルを別々に作る必要がありました。
しかしProcedural Modelsなら、1つの生成ルールを作っておき、パラメータを変えることで複数パターンを作れます。
AIで3Dモデルを作ると聞くと、テキストから剣やキャラクターのような完成メッシュを作る機能を想像するかもしれません。しかしProcedural Modelsは、それとは少し違います。
「数値変更できる構造物をAIとコードで作る機能」といった感じです。
これはRoblox Studio制作の流れを変えそう
実際に試してみて、一番驚いたのは、サイズ変更によって階数が増えるような動きを見た時でした。
普通なら、モデルを大きくすると単に引き伸ばされるだけです。
しかしProcedural Modelsでは、生成ルールがあるため、サイズに応じて構造そのものが変わります。
これはかなり大きな違いです。
特にRoblox Studioでは、同じような建物やステージパーツを何度も作ることがあります。
そのたびに手作業でコピーして、サイズを変えて、窓や柱を調整して……という作業は意外と時間がかかります。
Procedural Modelsを使えば、そうした繰り返し作業をかなり短縮できそうです。
さらにAI Assistantを使えば、最初のGenerator構築もプロンプトから始められます。
完璧なものが一発で出るとは限りませんが、たたき台としてはかなり便利です。
この流れを体験すると、かなり未来感があります。
現時点では、公開ゲーム内でリアルタイム生成するための機能というより、Studio上で編集可能なベースモデルを効率よく作るための機能と見るのが良さそうです。
特に、建物、橋、棚、階段、柵、屋台、城壁など、数やサイズのバリエーションが必要なものにはかなり向いていると思います。
今後Roblox StudioのAI Assistantがさらに進化していけば、「まずAIに生成してもらい、そこから制作者が調整する」という制作スタイルが、かなり現実的になっていきそうです。
Roblox制作の流れが、また一段階変わってきたように感じました。
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